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![]() ![]() 『Enjoy Your Life in Washington ?子どものための環境づくり』 第二回 講演会を終えて
井澤久美子・Lawless陽子
去る5月19日(土)、ワシントン日本語補習学校(VA校)で、第2回目の講演会「Enjoy Your Life in Washington ?子どものための環境づくり」(日本語校主催、日本商工会共催、日本大使館協力)が実施されました。「子どもは親の想像以上に、たくましく育つのですね。」会場にいたある母親が口にしました。その方はお子さんに「自分でやるから大丈夫。アメリカに住んでいれば、いやでもタフになるよ。」と言われて、頼もしく思うと同時に、この子は私の知らない世界を経験しているのだ、と思ったそうです。 精神科医Dr. Gonzalo Lajeは、ワシントンDC地域で思春期の青少年とその家族を専門に治療しています。Dr. Lajeは、 本国を離れて米国に居住する日本人家族について、親子のギャップを次のように指摘しています。 「米国に馴染むにつれて、子どもは米国化していく。子どもは遠く離れた日本の事情や日本情緒に実感が湧かないので、親が日本の規範を伝えようとしても反発を招く。子どもによっては、親が強制するから家の中では日本人の仮面をかぶり、外では現地のアメリカ人と同様に振舞う、という二重の顔を持つのがいつしか非常な苦痛になることがある。」 Dr. Lajeの指摘は続きます。「親は親で、“自分たちは日本人だ”という自己認識に疑いがない。子どもは日本に実感が湧かない、日本と米国の板ばさみになって苦痛すら感じている、そんなわが子の現実が親にはわからないし受け入れがたい。」 今回、第2回目の講演会では、米国文化・生活様式の代名詞でもある“Diversity”( 多種多様)という言葉を散りばめて進行しました。Diversityとは、人種、言葉、文化、習慣、宗教、信条、 生活スタイル、価値観、家族構成などが広く多岐に渡っているということです。教育・収入・道徳レベルの多様性もDiversityに含まれるでしょう。 アメリカでは、障害さえDiversityの一部と受けとめられます。ADD注1やADHD注2は日本でもようやく注目され始めました。アメリカではADD/ADHDの子どもが健常児とともに支障なく堂々と学びます。障害をもDiversityとみなす懐の広さがアメリカにはあります。日本の多様性を12色のクレヨンに例えると、アメリカは48色以上と言っても過言ではないでしょう。 親子の喜怒哀楽、悩みの原因にはそれぞれ想像以上にクレヨンの色が横たわっています。親子間のギャップにもDiversityをあてはめてみると、過分な誇りも後ろめたさも無く、親子がありのままを認識し、助言を求め、前向きに分かち合えるでしょう。 Diversity-多様性の米国社会での第一歩は、相手を知り、自分たちを知ってもらうことです。 今回の講演会では参加者がご自分と家族の紹介をいつもと違う切り口で実践し、ひな型を持ち帰りました。 講演後のアンケート調査によると、
enjoydclife@hotmail.com みなさまからのお声をたくさん、お聞かせください。 (注1) ADD : Attention Deficit Disorder 注意欠陥障害 (注2) ADHD : Attention Deficit Hyperactivity Disorder 注意欠陥多動性障害 |