ワシントン日本商工会の最近の活動

ワシントン日本商工会会長
(東京電力ワシントン事務所長)
増田 民夫


今年の1月に角家会長の後を受け、商工会会長に就いてからほぼ4ヶ月が過ぎました。いろいろな行事での挨拶など不慣れなこともあり苦労している点が多いのも事実ですが、他の理事の方のご努力により、前任の角家会長が敷かれた路線をはずさずにこれまで進めさせていただいていると思っています。

この間、商工会としてどのようなことを実施し、今後どのようなことを予定しているかと言う点についてご紹介する良いタイミングと思い、今回会報を借りてご紹介したいと思います。

新年の商工会総会での挨拶で、今後取り組むこととして、@会員の皆様からより親しまれる商工会にしたい、A今後の商工会のあり方に関し見直すべきことは見直していきたいと言った2点についてお話しました。今回はこの2点の現状についてお伝えします。

最初の「皆様から親しまれる商工会」については、商工会会員の皆様が集まり、お互いに顔を合わせる機会を増やしていくことを最初の取り組みとして開始しました。

1月には、新たな試みとして「新春祭り」を開催しました。日本のお正月の雰囲気を皆さんに感じていただくことと、米国の人たちに日本の文化を知ってもらうことを目的に、正月にふさわしいパフォーマンスを用意し、また、鳥居、お賽銭箱などによる雰囲気作りにも力を入れ、さらに、羽根突き、カルタおよび竹馬と言った正月ならではの遊びも用意しました。どれほどのお客さんが来てくださるか担当理事、実行委員が心配する中、加藤大使ご夫妻、ノーマン・ミネタ元運輸省長官を初め、1450名という多くの方に来てもらうことができました。

参加していただいた多くの皆さんから「楽しい会だった」と言う挨拶をもらうとともに、子供さんたちからも、「とても楽しかった。来年もぜひ開催して欲しい」といった話も聞かせてもらい、担当理事を初め、多くのボランティアの方も十分やりがいのあった行事となりました。また、このお祭りでは、日本人ばかりでなく日系米国人の方、米国人の方にも多く参加してもらい、日本の文化をワシントンDCで紹介したいという目的もありましたが、その面でも一応の目標は達成できたものと思っています。

今回の企画は初めての試みであり、いくつか戸惑うこともありましたが、多くの実行委員の方、ボランティアの方の協力を得て、いろいろ工夫して達成できたものと思っています。反省すべき点もありましたが、それらの反省を踏まえ来年は一段と楽しい会となるよう努力していきたいと思っています。今年同様、多くの方のご支援をお願いします。

また、4月からは「日本映画祭」と言うことで、JICCにご協力をいただいて毎月、日本の名画を皆さんに紹介するとともに、映画の後には、参加していただいた方の懇談の場を提供することとし、日ごろなかなかお話しする機会のない会員のかたがた相互のコミュニケーションを活発化させること、さらには日系米国人の方、現地米国人の方とのコミュニケーションの場とすることを目的としたレセプションを設けることとしました。

最初の上映となる4月の「三丁目の夕日」では、JICCの会場一が一杯になるほどのお客様に来ていただき、涙あり、笑いありの上映を楽しんでいただきました。レセプションでは、必ずしも当初の目的をまっとう出来たか不安がありますが、皆様に会話を楽しんでいただけたものと思っています。

この5月14日には、大使館と共催で渡辺謙氏をお招きし、フリーア美術館で「明日の記憶」を上映しました。多くの方に参加していただき、皆様に満足していただけたものと思っています。

この「日本映画祭」の取り組みは、ワシントンに長く住んでおられる方の意見をもとに、JICCの所長さん他と相談し開催したものです。 総会で掲げた「皆さんに親しまれる商工会」となるための取り組みとして、良いスタートを切れたものと思っています。

今後も、月1回の頻度で開催することにしており、会員の皆様の意見を取り入れ、より充実した会にしていければと思っています。

次に、商工会の運営における改善すべき点についての取り組みについて書かせていただきます。

この点については、商工会としての取り組みとして、地域協力および会報の発行も重要なことと考えており、理事会においていくつか検討を始めています。

地域協力については、これまでも商工会としての支援基準がありましたが、ワシントンDC地域でのボランティア活動、学校主催による活動の多様化から、支援内容の適合性を一段とはっきりする必要が生じてきていました。このため、地域協力のための基準を再度見直し運用し始めています。

先日、サポートさせていただいた「ケアファンド」の方から、「お年寄りのためのパソコン教室」が盛況のうちにスタートし、お年寄りに喜ばれている旨のお便りをいただきました。他にもサポートした機関の方からお礼の便りが届いていますが、今後も、このワシントンDC地域で活動を続ける方々をサポートすべく、適切な案件を選択し、商工会の重要な活動のひとつとして進めていきたいと思っています。

会報については、会員の皆さんと理事会の接点となるべきものであり、このため、商工会の活動を適宜報告するとともに、会員の、皆さんの意見を聞くような企画も取り上げて行きたいと思っています。今回の私の記事もそのような方針に沿ったものとして書かせてもらっています。

この他、定款のあり方についてもいくつか議論すべき点が残っています。これらの事項についても、今後、じっくり検討を進め今後の商工会活動が円滑に進められるよう努めていきたいと思います。

以上、商工会総会でお話させていただいた主要な2点について現状を書かせていただきました。

最後になりますが、今年の11月には商工会が設立されて20周年を迎えます。会員の皆様の印象に残る20周年とするため、何かしらの企画を準備していきたいと思っています。

このため、森永理事に準備委員長をお願いし、準備を開始しました。記念行事の開催、記念となるものの出版などいろいろ意見が出ていますが、適切なタイミングで、準備の様子をお知らせし、会員の皆さんからのご意見を聞くよう努力していきたいと思います。

以 上