「JCAW 研修会 米国競争力協議会 デボラ・ウィンスミス会長をお迎えして」


2007年7月2日(月)、JCAW研修会は、競争力協議会のデボラ・ウィンスミス会長をお招きし、米国経済の競争力、イノベーション政策、日本経済との比較などをお話していただきました。

競争力協議会は、日本にも大きな影響を与えたヤングレポート(1986年)やパルミサーノレポート(2006年)を発表し、米国産業の国際競争力の増強に貢献してきました。6月末に東京で開かれた内閣府主導の「イノベーション25」に関するカンフェランスの基調講演をなさったその足で、JCAW研修会でお話くださいました。

講演では、マイケルポーター著の「Where America Stand: Competitive Index」の報告書からのデータを用いながら、米国の産業競争力を他国と比較したベンチマーキング・データを分析し、米国の経済成長力、新規技術創出力、柔軟な社会制度などの強みとともに、米国の弱みである所得のギャップがますます広がっていることなどの問題点を指摘されました。

日本への提言として、東京を世界中の若者が集まってくるような魅力的な都市にすること、女性を含め多様な価値観を持つ人材を積極的に利用することなどをお話され、出席した約40名の参加者にとって刺激的な政策内容になりました。

拍手喝采のうちに終了した講演の後も、名刺交換やフォローアップ質問など、デボラ・ウィンスミス女史のまわりには大勢の人々が集まり、インフォーマルな意見交換が続きました。

ワシントン日本商工会 研修担当 小林 知代