「JCAW 研修会 ロッキード・マーティン社 レイ・ジョンソン最高技術責任者をお迎えして」


11月12日(月)、JCAW研修会は、宇宙航空・軍事製造企業である、ロッキード・マーティン社の最高技術責任者(CTO, Chief Technology Officer)のレイ・ジョンソン氏をお招きし、トップ企業の米国経済のイノベーション戦略についてお話していただきました。

ロッキード・マーティン社の開発研究部門の最高責任者であるジョンソン氏は、社員14万人の約半分にあたる技術系社員7万人を統括しておられます。ジョンソン氏は、最先端の軍事航空機や情報システムなどの開発を手がける4,000以上のプロジェクトの責任者として、どのように社内のイノベーションカルチャーを育む努力を行っているか、どのように戦略的にイノベーションをとられているかについてお話されました。

ロッキード・マーティン社は、社内の研究開発施設ですべての技術を開発するのではなく、大学や中小企業ベンチャーなど外部のプレイヤーと連携を密にすることで、新規技術の開発を進める、オープンイノベーションのモデルを採用しているそうです。また、ロッキードマーティンにとって最大の課題は、いかに優秀なエンジニアなど技術系人材を確保する事だそうです。安全保障上のニーズ、ベビーブーマの大量リタイヤメント、技術革新の進度などを考慮すると、向こう10年間で毎年14000人の人材を雇用する必要があるそうです。とくに、ロッキード・マーティンの場合、国家の安全保障に関わる業務に関わっていることから、外国人の雇用が極めて難しいため、他のIT企業や技術系企業に比べより大きなハードルに直面しているそうです。

日本はロッキードマーティン社にとって世界ナンバー2の市場であり、今後もよきパートナーとして日本ビジネスコミュニティと接点を持ちたいと考えているそうです。