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![]() ![]() 『あのヒトは今? 取り敢えず元気です!』
松下電器産業
<本寄稿の切っ掛け>谷井晃裕 ご無沙汰しております。松下電器の谷井です。といっても小生の持ち味は謙虚さ(影の薄さ?)です。また、商工会の理事職についても諸事情(ワシントン/ボストンの二重生活)により短期間しか務めておりません。小生のイメージが浮かばない方々がおられましたらご容赦願います。 小生、昨年12月初めに、4年間のワシントン駐在勤務を終え、日本に帰任しましたが、早いもので7ヶ月になります。一昔前でしたら、帰任後1年程度はリハビリ期間だと堂々と主張でき、「今浦島太郎」振りを発揮できたでしょう。しかしながら、時代はスピード、高生産性、成果が求められるIT時代のため、早々に実務の海に投げ込まれました。幸いにも(?)、引き続き対財界・業界等渉外業務を担当することになったため、しばしばワシントンで培ったネットワークを活用させていただいております。ところで、IT時代のもうひとつの特徴は、どこに行こうがインターネットのウェッブ(蜘蛛の巣)に追いかけられるということです。小生もそのウェッブの活用に長けた宇留野会報担当理事(富士通さんはさすがにIT先進企業ですね!)に見事に絡め取られ、拙稿を記している次第です。 <近況> 上述のとおり、現在、東京で米州地域に関連する渉外業務を担当しております。同地域に関わる旬の話題は、貴地でも話題沸騰(?)の日米経済連携強化のあり方の検討ですが、同検討に関わることができる、すなわち、ワシントンで知り合うことが出来た多くの方々とご一緒に、両国間のあるべきパートナーシップの構築に向けた検討が出来るのは嬉しい限りです。拙稿を含む商工会会報が配布される頃には貴地での日米首脳会談及びブッシュ・小泉両首脳のグレースランド訪問も終わっているでしょうが、両国関係が新たな段階にステップアップすることを切に願う次第です。 ところで、毎日、海浜幕張駅から御成門駅(小職の現事務所の最寄り駅)までの通勤生活を送っています。海浜幕張駅は幕張メッセの最寄り駅として有名ですが、千葉ロッテマリーンズ(1)のホームスタジアムがメッセに隣接していることをご存知の方もおられるかと思います。昨年の「日本一」の背景として、プラス思考の導入で選手の意識改革をはかったボビー・バレンタイン現監督の功績を挙げる人が多く(2)、実際に彼の多くの著作が本屋に並んでいます。そのボビーが小生のご近所にお住まいだそうですが、先方もお忙しそうで未だ、ご挨拶は出来ていません(!?)。ところで、住まいのある幕張ベイタウン(埋め立て住宅地)の街並みは電信柱がなく、道も広いため、アメリカの街並みを彷彿させるものですが、昨年11月にロッテ日本一記念パレードが行われた「富士見通り」は最近、「バレンタイン・ウェー」に通り名が変更になりました。藤原正彦氏のベストセラー、『国家の品格』(3)の主張にかなりの部分共感する小生が複雑な心境を抱いたのはご想像のとおりです。 <「たかがサッカー、されどサッカー」日本で応援した独ワールドカップ> 上記「近況」で野球について記しましたが、実をいうと、小職はサッカーの方が好きです。その理由としては、小生が「日本のブラジル」といわれる県の出身(4)ということがありますが、自己裁量という言葉が好きな小職にとっては、一旦ピッチに立った後は各プレーヤーが瞬時の判断を求められるサッカーの方が刺激的だということかもしれません。日韓ワールドカップが開催された4年前はワシントン駐在であったため、スポーツチャンネルのESPN系にかじりついて日本代表を応援しましたが、日本人選手の名前をよく間違える英語解説には閉口しました(5)。今回の開催地はドイツですが、お茶の間ワイドショーも含め日本代表を取り上げた日本の報道の過熱振りは嬉しい限りでした。残念ながら、日米ともに一次リーグで敗退してしまいましたが、日本の同胞と共に最後まで希望を捨てずに魂を込めた応援を行ったことは良い思い出になりそうです。日本では今後、今回の「戦犯探し」が活発化するでしょうが、特定の個人をバッシングしても2010年(次回は南アフリカで開催予定)にはつながらないので、まずは新代表チームづくりに向け、過去4年間のチーム作りの問題も含めた敗因のアセスメントをしっかりやって欲しいと強く願っていましたが、オシム(6)という名前が日本のサッカー界トップの方から意図的に(?)リークされました。オシムさんが老練且つ有能だということは認めますが、今回の敗因に関する確固としたアセスメントのないまま「リスタート」してしまっていいのでしょうか。ご高承の通り、しっかりした分析のないまま突き進む愚については『失敗の本質』で指摘されています。市井の一サッカーファンとして懸念する次第です。 <最後に> 司馬遼太郎さんが「田舎の三年、京の三日」(京の三日は田舎の三年に相当する)と述べています(『アメリカ素描』参照)。要は刺激の度合いが都と田舎とではそれ程までに違うということでしょうが、各種情報が錯綜する「世界の都」のワシントンに4年間駐在するということは、それだけ強烈な刺激を受けたということです。その貴重な経験を今後の人生に公私共に活かせていければと思います。今後とも宜しくご厚誼の程お願い申し上げます。最後になりましたが、ワシントン日本商工会の益々の発展をお祈りいたします。 <注>
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