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![]() ![]() 『仮の住処ではあるが…』 Sydney, Atlanta, Washington, D.C.
Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ
海外駐在は3回目になります。いつか帰国する身とはいえ、何年も住む家がどんな家かは重要事項。私の経験を、多少面白い話、参考になりそうな話を中心にご紹介しましょう。三菱東京UFJ銀行 奥 智之 ![]() Sydney, New South Wales, Australia Sydney は美しい街です。DCも緑多いが、Sydneyは緑、海と空の青、そしてヨットの帆の白のコントラストが美しい。住まいは通勤距離が短く、フェリー通勤も可能な地区のapartmentを探しました。会社から有名な Harbour Bridge を渡ってすぐの半島の「尾根」に建つapartmentに住みました。北側の入り江が見えるharbour view のあるunitで、Sydney では海が見える側のunitは家賃が高くなりますが広くはないので何とかなりました。家主は以前このunitに住んでいた豪州人の人の良い老夫婦。 ちょっと古いが住みやすいunitでした。ところが鍵はいわゆるデッドロック式。鍵を家の中に忘れないようにしないといけない。一回だけやってしまいました。旅行先から帰宅時でした。鍵を持っていないことに気付き、どっと疲れが....。さて家主が合鍵を持っているかというと、記憶は不明瞭なのですが確か持っていなかった。家主に相談して鍵の専門家に来てもらいました。 最終手段としては木製ドアなので鍵穴の横にドリルで小さい穴を開けて解決できるという。その前に、原始的なのですが、柔らかいプラスティックの細い板を隙間に滑り込ませ、ドア鍵の、何と言うのでしょうか三角形の部分を押してみるのです。同時にドアを内側に押して少しでも隙間を広げる。押すのは私の役目。One, Two, Push ! 声を合わせて挑戦すること数回。ついに開いた! この痛い経験以降、旅行先ホテル部屋鍵での1回を除き、ロックアウト経験はありません。 ![]() Atlanta, Georgia, USA Atlanta では一戸建を探しました。子供達のために教育水準高いと言われる学区内が条件。借家は少ないため早く決めるしかないと思い決めたところは、比較的車が通る道にbackyardが面していました。アメリカの家はわりとそうですが窓を閉めるとほとんど外の音は気にならないので、そこに即決定。チューダー風外観の素敵な家でした。 電話回線の開通工事を頼み、平日しか駄目というので、12:30 pm の約束だったかオフィスから家に戻り、待てど暮らせど工事人は来ない。電話しようにも電話は未開通だし、携帯電話の入手前。家で待つしかない。結局夜まで来ませんでした。同僚に聞くと「アメリカ(の公共サービス)はこんなもの。」この経験は今回DCに着任時の「諦め」「怒るのは無駄」の心構えに役立ちました。 地下室があるのですがとにかくカビ臭いことにすぐ気付きました。高価な除湿機を2台買って何週間も連続運転しましたが変わらない。ところがある日発見。庭からも地下室の外まで階段があり外ドアが付いています。この外階段には雨が入る。その階段下の排水穴に落ち葉や土が溜まり排水が悪く、外ドアから地下室内まで雨水が入り込む日があったのです。入居後2ケ月目くらいでしたか。米国人の家主一家はここに住んでいてシカゴに転居したのですが、彼らが階段下の排水口の掃除をしていなかっただけでした。その後は時々掃除することでカビはあっけなく一掃されました。 Atlanta で数年後転居し、別の一戸建に移りました。子供達の学区は不変。家主は日本人で素晴らしい方でした。60軒ほどのご近所(sub division)が共同でテニスコートとプールを持っていて年会費を払えばいつでも使える方式。緑の中のプールは良かったですね。 家はちょっと古いのですが、ご近所も子供連れが多く親しくしていました。 ある土曜日、蛇口に触ってもいないのにキッチンの流しの下から音がしたと思ったら、水が噴出し始めた。それも結構な勢い。「何!」と家内も呆然。しかもお湯でした。流しの下の扉を開けても最初はよく分からない。どうやらお湯パイプの途中から流出しているのが分かった。お湯はどんどんキッチンの床に溜まっていく。このままではダイニングにも流れていく。パイプの流出部よりも下にバルブが見えた。これを閉めないと。さて私は噴出するお湯を服の上から全身に浴びながら、バルブに手を伸ばすが、これが固い。顔にも目にもお湯が当たるので力も入りにくい。どうしたらいいんだ。動転していると思い出すべきことが思い出せません。「そうだ!」 思い出しました。地下室のガス湯沸しタンクの上方のお湯出口パイプに確かバルブがあった。急いで地下室に下りて閉めると、止まった! そうです。皆さんはご存知でしょうが、お湯タンクには必ず元栓があります。上水道の家への入り口にも必ず元栓がある。元栓の場所は覚えておきましょう。 それにしても、人が不在時に破裂していたら…。幸運な方だったかもしれません。もしお住まいがちょっと古ければ、こうしたパイプの定期点検をお勧めします。 ![]() Washington, DC, USA Bethesda, Maryland の一戸建に2007年2月から住み始めました。Broadband は Comcast にしたのですが、PCを使いたい部屋にTV outlet がないので増設しようと思い、Comcast に「この部屋にoutletを増設してほしい。屋根近くにcodeを這わせて外壁に穴を開ける工事になると思う。家主の了解は取ってあるよ。それでも基本費用でいいの? ああそう。ではよろしく。」これを口頭でもweb上の記録に残るタイプする会話でも繰り返しました。ところが土曜日にやってきたComcastのtechnician said.「僕らはその類の工事はしないんだ。僕の知っているこの会社に電話してごらん。空いていればすぐ来るよ。」 顧客の電話などを受けるカスタマーサービス部門が現場の仕事の実際を知らない典型です。さて工事を請け負う会社はすぐ来てくれました。ヒスパニック3人組。天井裏の配線を見つけ、PC部屋の壁と隣の部屋の壁とのわずかな隙間に、天井裏から長いドリルを使って穴を開けていきます。PC部屋の壁には予め5cm x 10cm ほどの穴を開けておく。見事にその位置にドリルを到達させ、長いドリルの最後尾に同軸ケーブルをつないだものを室内に引っ張り出す。ドリルの軸は柔らかい曲がる金属になっていて引っ張りだせるのです。なるほど。スペイン語でガヤガヤやり取りしていた3人組は極めて手際よく工事を終えました。 5月後半、DCもかなり暑くなりますね。家のエアコンは79度に設定したがどうも家の中が暑い。送風口から風は来るがどうやら冷えた空気ではない。修理業者に連絡すると、どちら様もエアコンを使い始めて不調が出て、業者はてんてこ舞いなのか、訪問できるのは週末を挟み5日後になるという。週末をこんな暑い中で過ごせとは、そんな酷な....。 緊急避難として早速扇風機を買いました。当地のホームセンターは結構多種類の扇風機を売っています。結局、週末は雨で気温が下がったり外出が多く、扇風機は使わないうちに、翌週エアコン修理人がやって来た。原因は室外機が機能しないためと分かりました。機械のフタを開けて配線を点検、室内機設置の地下室内の天井の配線を何度も見た後で彼は、「こりゃ miss wiring だね。」 ある配線1本を、別の端子につなぎ変えただけで、室外機は動き始め冷たい空気が出てきました。よかった! 直ってよかったけれど、わずか15分で85ドル。修理会社にとっては割りの良い顧客だったこと。 我が家は古いのですが、家主が全面改装した直後。ただエアコン機械は入れ替えていません。つまり改装工事の間にはずしたエアコン配線を戻すときに間違えたというお粗末な工事業者が原因。 改装直後で内装が綺麗だしラッキーと喜ぶ前に、あらゆる装備が動くかどうか入居時に確認すべきでした。 (因みに未開封の扇風機は、迷いましたがreturn policy 上の期限内に店に持参してしっかり返金。) 同じ5月、芝が急に伸び始めた頃。芝刈り業者はご近所と共通がいいだろうと聞きまわる間、時間がかかりました。指名した業者が来る日まで、伸びてしまった目ぼしい雑草だけ刈っておこうかと植栽ハサミを使い、涼しい夕刻にしゃがんで刈っていました。すると電動の芝刈り機を持ってお向かいのアメリカ人一家が出てきて「Tom、それじゃ間に合わんよ。」と、中学生の男の子2人に作業させ、front yard を全部刈り取ってくれました。こんな時にアメリカ人は本当に親切です。助け合って生きていた開拓時代のスピリットでしょうか。 皆さん恐らくご経験の通り、ご近所は一通り挨拶しておくと違いますね。(了) |