『もし交通事故に遭ったら−ポリスとウィットネスがキーワード−』

東京電力(株) 増田 民夫

「不慣れな町で、何か事故にでも遭った時にどのように対応すべきか」慣れない言葉、慣れない仕組みなど、考えるだけで、面倒となり、結局何もしないことが多い中、皆様の少しでもお役に立てればと言うことで、我が家の体験記をお届けします。

2006年の1月の終わりに家内が交通事故に遭ったときの経験です。

事故に遭い、車の助手席側がへこみ修理が必要でしたが、家内は、救急車で病院へ行き検査を受けたものの何もなく、いろいろ経験を積んだことと、多くの親切な人がいることを改めて知った事故でした。

  1. 事故時の状況

    • ポトマックのFalls Roadを挟んだモールの一方から、他方へ移る際、信号が青になったので、前の車に続いて出たところ右側に停車していた車(業務車)がのろのろ出てきて、家内の車(TOYOTAシエナ)の右前方にぶつかった。

    • 両車とも動くことが可能であったので、モールの中の駐車場に移動し、やりとりを始めた。

    • 先方は、事故証明とおぼしき書類を早速持ち出し、事故の状況を書き始め、「こちらが青で出てきたので、そちら(家内)が悪い」と言った内容となっていたようである。家内が、状況が違うとある程度言ったものの、すぐに会社に送る必要があるので、サインをしろと先方が言ってきたとのこと。家内がサインしたかどうかは、その時かなり動転しておりはっきりせず。

    • やりとりをしていた時に、家内の後ろで信号待ちしていた車の運転手(女性)が、わざわざ、やりとりの場所までやってきて、「私が全てを見ていた。シエナが青で出て行った」と証言してくれ、さらに、私が証人になるからと言って、連絡先を書いて渡してくれました。また、警察を読んだ方が良いという提案があり、すぐに警察を呼んでくれたそうです。女性は用があると言って、一旦現場を離れましたが、20分後に再度顔を出してくれ、警察の事故証明の証人になってくれました。このおかげで、事故証明では、100%先方に過失があると言うことになりました。

    • 警察から、体に異常がないかと問われ、家内は、腰のあたりがおかしいと発言。警察がすぐに病院へ行った方がよいと言うのに対し、家内は、後で主人と行くことにすると言ったようです。しかし、警察はすぐに行った方がよいと言うことで、救急車を手配、そのまま家内は病院へ。

    • 病院へ行ってレントゲンを撮り、何もないことを確認した上で帰宅。

  2. 事故時の相手との対応時のポイント

    • 事故にあった際(今回のように怪我がない場合)、先方は、いろいろまくし立て、先方都合の書類を作成し、書類にすぐサインをするように言ってくる。とくに、今回のように、相手が業務車の場合は、手慣れているせいかこちら(ほとんど何も言えなかったと思うが)の言うことは聞かない。ここで、サインしてしまい、この段階で処理が済んでしまうと、こちらの全面的な過失となることもあり、サインは絶対すべきでないというのが教訓の一つ。

    • 今回、最も幸運であったことは、証人がわざわざ名乗り出てくれ、警察の立ち会いにも同席してくれたこと。証人の発言は重要なようで、事故にあった際には、100ドル札をかざしてでも、証人を捜せと、その後話題になった時に誰か言っていた。これが教訓の2番目。

    • 保険の交渉の際、手っ取り早く相手を納得させるためには、警察の事故証明が一番効果有り。今回も、相手からこの事故証明が相手側の保険会社に行っていたこともあり、翌日には相手の保険会社からこちらが100%悪いので、一切の修理費用、治療費は見ると言ってきた。事故にあった際は、警察を呼び、事故証明を書いてもらうのがよい。これが教訓の3番目。

    • 怪我がないようでも、後から痛みが出てくることは良く聞く話。今回、警察が、救急車を呼んでくれたことから、今回のケースは人身事故となり、治療費についても保険会社とやり合うこととなった。直ちに、病院へ行かず、後から私と行っていたのでは、その後の保険会社との交渉がうまくいったかどうか疑問。痛みがなくとも、事故に遭い、体に影響があったと思われたら、すぐに、救急車で病院へ行き、診断を受ける。これが教訓の4番目。

    • また、怪我、特にむち打ち症については、事故にあった直後(1週間)は、痛みを和らげるホルモンが出るので、気づかないことが多いとのこと。今回保険会社とのやりとりで、先方は速めに処理を終わらせるべく、日付を切って治療費の交渉を進めようとする。今回、我々は、このことにあまり意を払わず、4,5日でサインしてしまった。後から何も起きていないので良かったが、これで後から異常が出ても後の祭りとなるところ。保険会社との交渉は、この辺を良く踏まえて交渉する。これが教訓の5番目。

以上、皆様のお役に立てるか疑問ですが、何よりも事故に遭ったら、証人を捜す、ポリスを呼ぶというのが基本のようです。